宮崎市の総菜と弁当の店「チハナ」(宮崎市南花ヶ島、TEL 0985-67-6437)が、オープンして1カ月を迎えた。
甘辛い自家製ダレが絡む鶏肉の唐揚げを盛った「ヤンニョムチキン弁当」(写真手前)。レディース弁当(写真中央・432円)も人気
化学調味料や着色料を使わず、素材を生かした味わいの総菜と弁当を提供する店として1月29日にオープンした。宮崎県産米など地元食材を中心に、季節ごとの国産食材を盛り込む。
同店は店主の小里千代美さんが仕事と子育てに追われた自身の経験から「子育てを頑張っている方やシニア世代に、安心して食べてもらえる料理を提供したい」と開業。小里さんは「仕事で手作りするのは難しくても、家族には安全な食材で手間をかけた料理を食べてもらいたいと思っている人は多い。そんな人々に栄養と健康のことを考えた弁当を届けたい」と話す。
店内のカウンターには、魚や肉をメインにした2種類の日替わり弁当のほか、鶏肉の唐揚げを韓国風に味付けした「ヤンニョムチキン弁当」(648円)など8種類前後が並ぶ。「タコライス弁当」のひき肉は、一度ゆでて脂を抜くなど細やかな気遣いを欠かさない。丁寧にとったいりこだしで下味をつけた大根の唐揚げや、季節のフルーツを使ったサラダなど、総菜のみの販売もしている(1パック=162円~)。
混み合う時間以外は一部メニューのできたて提供にも対応。10食以上の事前注文で玄米や雑穀米への変更も受けるなど「一つ一つ手作りしているからこそ、お客さまの要望にも可能な限り応えていきたい」と小里さん。今後は健康に気遣う女性に喜ばれるメニューも充実させていくという。
営業時間は10時~(売り切れ次第終了)。水曜定休。