宮崎市のアーケード商店街「一番街商店街」(宮崎市橘通西3)で2月17日、「宮崎ストリート餃子フェス」が開催される。Qurumu(橘通東4)、焼き餃子協会(東京都港区)、宮崎ベースキャンプ(橘通東3)の共催。
2016年までは総務省家計調査のギョーザ購入額で、浜松市、宇都宮市に次ぎ2年連続ランキング3位となっていた同市。しかし先日発表された昨年の統計では5位に順位を下げた。同イベントは主催者らが「ギョーザの購入額第3位を奪還したい」と企画したもの。
企画者の一人である一般社団法人焼き餃子協会の代表理事の小野寺力さんは、自ら「餃子ジョッキー」を名乗って焼きギョーザの普及に務めており、東京でもギョーザイベントを定期的に開催している。小野寺さんは、「宮崎は日本有数のギョーザの産地。都城市の『ぎょうざの丸岡』や高鍋町の『餃子の馬渡』『たかなべギョーザ』など、全国的にも有名な店が集中している。また、最近では三股町の『831(ハチサンイチ)餃子』がバジルやパクチー、セロリなどバラエティー豊かなギョーザを提供するなど、個性的な店も誕生している。しかし、地元ではそうした盛り上がりがあまり知られていない。ぜひ、イベントを通してより多くの人にギョーザを楽しんでもらい、購入額3位に返り咲いてもらいたい」と話す。
当日、来場者は参加費1,500円(ワンドリンク付き)を支払うと、30分間ギョーザが食べ放題となる。提供するのは「ぎょうざの丸岡」、「餃子の馬渡」、「たかなべギョーザ」、「831餃子」の4店舗のギョーザで、参加者は好きなギョーザを選び、自らフライパンで焼いて食べる。会場では「餃子の馬渡」のスタッフや小野寺さんがおいしく焼くコツなどをレクチャーして回る。また、スペシャルゲストとして市内のタイ料理屋「ストロボキッチン」が、「パクチー水餃子」(500円)を販売する予定。
共催するQurumuの恒吉浩之さんも「アーケード商店街で、参加者がみんなでギョーザを焼いて食べるイベントは、おそらく全国初ではないか。夕方からの時間なので、夜は商店街側の繁華街であるニシタチや一番街の飲み屋に流れてもらえるとうれしい。3位奪還できまるまで、できれば継続してイベントを続けていきたい」と話す。
開催時間は16時~18時30分(5回入れ替えを予定)。