大塚神社(大塚町原ノ前)で12月21日、「大塚マルシェ」が開催される。
地域の活性化と魅力発信を目的とした同イベント。神社から徒歩約10分の場所にある「自家焙煎(ばいせん)珈琲(コーヒー)らくがき 大塚店」(窪田)の村山充店長が企画した。同店は村山さんの父親が1980(昭和55)年に創業し、今年で45年目を迎える。村山さんは「父はこの地で店を立ち上げ、少年サッカーの監督をするなど地域と共に歩んできた。私も大好きな大塚を元気にしていきたいと思った」と開催のきっかけを話す。
村山さんはこれまでも、店舗の周年祭に合わせて店前で小さなマルシェを開いてきた。「最初は3店舗で始まり、今年は10店舗が集まった。大塚には飲食店が多くあるので規模を拡大し、この地域でファミリー層が一日楽しめる場所を作りたいと思った」と話す。
会場は、第55代文徳天皇の斎衡年間(854~857年)に、宇佐八幡宮の分霊を祭って創建されたとされる大塚神社。「大塚神社の宮司も新しいことにチャレンジしたいと話していた。大塚の活性化のために、互いに協力して取り組もうと決めた」と村山さん。
開催に向けて、村山さんは出店や協賛を呼びかけてきた。今回は「AOSHIMA BAGEL(アオシマ ベーグル)」「ぽらべあドーナツ」をはじめ、キッチンカーや塊根植物、弁当、親子で楽しめるワークショップなど計17店舗が出店する。
村山さんは「神社は神聖な場所なので、神様に失礼のないようにマナーを守ってほしい。駐車場台数に限りがあるため、公共交通機関や、近くの方は徒歩または自転車で来場していただければ」と呼びかける。
開催時間は10時~14時。小雨決行、雨天中止。