焼酎蔵「黒木本店」会長で、9年間高鍋町長を務める黒木敏之さんによる自伝的単行本「『百年の孤独』の孤独 『企業』と『町』の経営者として」(PHP研究所)が11月28日に発売された。
同著は、黒木さんが「ふるさとに生きる経営者」として、黒木本店の経営を通じ、実践的に磨いてきたビジョン構築やブランディングの経験を、高鍋町のまちづくりに生かしていることが分かる内容。予約段階では、アマゾン「地方分権」カテゴリーでベストセラー1位にもなった。
黒木さんは「10年ほど前から徐々に書きためていたものが、PHP研究所の編集者の方の目に留まり、出版してもらえることとなった。このタイトルは僕が提案したところ、すんなり採用となったもの。まさかアマゾンの地方分権カテゴリーで1位になるとは思っていなかった」と喜びを表す。
同著は2部で構成。前半では製造業としての焼酎蔵の事業経験を語り、その中で「百年の孤独」の誕生秘話にも触れている。後半では黒木さんが影響を受けたさまざまな人物について、そして高鍋町長としてのまちづくりの話へと続く。
価格は1,650円。全国の書店のほか、書籍通販サイトでも扱う。