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宮崎県総合博物館で特別展「焼酎のすゝめ」 歴史や酒造りについて学習

展示開始日前日の10月17日には開会式を実施。来賓による、酒樽を割る鏡開きが行われた

展示開始日前日の10月17日には開会式を実施。来賓による、酒樽を割る鏡開きが行われた

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 特別展「焼酎のすゝめ」が現在、宮崎県総合博物館(宮崎市神宮2、TEL 0985-24-2071)特別展示室で開催されている。

原料の香りサンプル体験コーナー

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 県内38の焼酎の全蔵元、鹿児島の4蔵元、熊本の1蔵元の協力を得て展示を行う同展。井上大輔館長は「2024年12月5日に、日本の『伝統的酒造り』がユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、企画を考案した。宮崎の『本格焼酎』の技術を中心に、さまざまな切り口で紹介するので、対外的にアピールする機会にもなれば」と話す。

 同館学芸課の担当リーダー二宮満夫さんは「焼酎というと大人向けと思われそうだが、歴史や発酵の視点を入れることで子どもの興味も引く内容になっている」と話す。

 「歴史」「酒造り」「発酵」「焼酎蔵」「暮らし」「未来」をテーマに展示。焼酎の成分の香りを体験したり、顕微鏡でこうじ菌を観察したりできる。日本最古の「焼酎」の文字の記録といわれる、郡山八幡神社(鹿児島県伊佐市)に残る木片も展示。ほか、熊本国税局の協力を得た複数のシアターを設置し、漫画家・石川雅之さんの「もやしもん+(プラス)」のイラストも展示。講演会や体験講座など複数の関連イベントも予定する。

 開館時間は9時~17時。火曜休館。入館料無料。同展の観覧料=500円(18歳以下無料)。11月30日まで。

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