
都城の野菜直売所「ふくろうの会」内にジェラート店「The Farmer's Gelato gotsubu ni tane(ザ ファーマーズ ジェラート ゴツブニタネ)」(都城市南横市町)がオープンして、8月1日で3カ月がたった。
店主の南竹亜紀さんは、「たからべ森の学校」(鹿児島県曽於市)の職業訓練で農業を学び、規格外野菜を活用する方法を模索。同級生の持留悠貴さんが圃(ほ)場長を務める「悠紀農園」(末吉町)で農作業を行うなど協働しながらジェラート店の開店に至った。屋号はことわざ「三粒の種」に、「地域のため」「子どもたちの将来」の2つの思いを足したもの。
ジェラートには全て季節ごとの同園の野菜を使用。現在は「えだまめ」「カボチャ」「黒豆きなこ」などを「シングル」(450円~)、「ダブル」(500円~)、テイクアウト用の「カップジェラート」(440円~)で用意する。ほか、かき氷やドリンクもそろえる。
南竹さんは「素材感を出したいのでミルクの量などを、試作を重ねて調整している。現在は畑でハラペーニョ、深ネギ、カボチャなどを栽培し、ふくろうの会でピーマンなどを販売している。これからは大豆や小豆が収穫できる」と話す。「他農園の素材を使うかき氷シロップやドリンクも増えた。涼しくなったらサラダボウルなども販売できれば」と話す。
営業時間は11時~15時30分(土曜は17時まで)。月曜・火曜定休。営業日はインスタグラムで知らせる。野菜直売所は9時~17時30分。