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宮崎で「防災士認証状交付式」 607人が合格、河野俊嗣知事も防災士に

河野知事より認証状を受け取る住吉地区自治会会長の浜砂義則さん

河野知事より認証状を受け取る住吉地区自治会会長の浜砂義則さん

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 「令和6年度防災士認証状交付式」が3月20日、宮崎県防災庁舎で行われた。

門川高校の発表風景。(右から)堀田東吾さん、藤田咲希さん、清田果夢さん

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 県内の合格者は例年より多い607人で、今回の合格者を合わせた県内の防災士総数は7487人となった。河野俊嗣知事は「資格取得のお祝いと、数日の研修やリポート提出、試験を受け防災士の資格を取得しようと思った皆さんのその思いに対して感謝したい」と話した。

 当日は、防災士養成研修を行うNPO法人「宮崎県防災士ネットワーク」理事長の原口重徳さんがあいさつした後、式に参加した154人が認証状を授与。知事より直接、認証状を受け取った浜砂義則さん、清水尊平さんは、防災士になるまでの理由と、これからの抱負を話した。

 ほか、防災カードの制作など防災教育に力を入れている県立門川高校も活動を発表。同校の清田果夢さんは「『困った時に動ける若い世代を育てたい』という気持ちからゲームを制作した。ゲームを通して一人でも多くの生徒が『私が来たからもう大丈夫ですよ』と言えるようになってほしい」と話した。

 今回参加者と共に認証状を受けた河野知事。「防災士の勉強は以前より考えていたが、昨年の能登半島地震で改めて強い危機感を持ち受講した。本県でも地震・台風・竜巻の災害が毎年のように発生している。防災士として活動する皆さんに敬意を表し、力を合わせて防災力を高める取り組みをしていく」と力強く話した。

 防災士の資格取得には、県が行う防災士養成研修の受講、レポート提出、試験合格が必要。研修の受講料は無料(県在住・在勤者対象)。試験受験料=3,000円、登録料=5,000円。

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