駄菓子カフェ「OTTENE(オッテネ)」(宮崎市吉村町、TEL 0985-74-8057)がオープンして、9月20日で2カ月がたった。
店主の関谷香苗さんは、28年間作業療法士として働いてきた経歴を持つ。関谷さんは開店の経緯について、「いろいろな人が交わりながら分け隔てのなく過ごせる場所を作りたいと思った」と話す。店名は作業療法士(OT)と居場所(tenement)を組み合わせた造語で、「居てね」の宮崎弁「おってね」にもかけているという。
店内では、フライドポテト(300円)やフライドチキン(1本100円)などの軽食のほか、駄菓子を取りそろえる。「間口の広さと敷居の低さが売り」と関谷さん。1階は飲食スペース、2階は無償で開放する図書室や遊び場となっており、子どもから大人まで自由に利用できる。席数は、カウンター6席、テーブル10席。
店内限定で使える商品券として、関谷さんのあだ名「かなえっぺ」から名付けた「えっぺ」も導入。「1えっぺ=1円」で購入でき、子どもは現金なしで買い物体験を楽しめる。大人は寄付として購入し、子どもたちに分配することも可能。
今後の展望について、関谷さんは「多くのお客さまに来店してもらい、それぞれのカラーで染めていってほしい」と期待を寄せる。子ども主体のイベントや誰でも参加可能なワークショップにも力を入れていく予定。
営業時間は14時~20時(15時開店の可能性あり)。日曜定休。