森や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を見たり感じたりしながら歩く「庄内フットパス」の一環で10月19日、「関之尾(せっのお)しぶきコース」のモニターツアーが開催される。 主催は庄内地区まちづくり協議会と都城市地域振興課。
都城市では中山間地域の活性化を目的に、4年前から北九州大学の学生や地域と連携しながらフットパスコースの選定を行ってきた。これまでに高崎地区で6コースが完成。庄内地区でも2023年度末に「関之尾しぶきコース」が完成し、お披露目を兼ねたモニターツアーを実施することになった。
コースは関之尾滝を中心とした4.9キロ。同協議会事務局長の朝倉脩二さんは「関之尾滝やおう穴群だけでなく、田園風景や集落、歴史ある用水路などの眺めが楽しめるコース」と紹介する。
モニターツアーでは関之尾自治公民館をスタート地点に約2時間歩く予定。「スノーピーク都城キャンプフィールドでの休憩では地域の人たちからお菓子のもてなしがあり、地元飲食店が作る『フットパス弁当』の提供もあるので楽しんでほしい」と地域おこし協力隊の寺岡由布さん。当日は観光ガイド「関之尾むかえびとの会」のメンバーも一緒に歩き、歴史や見どころを解説する。同協議会の松本秀敬さんは「当日は稲刈りが終わり、秋たけなわの時期。地域の人たちとの触れ合いも楽しみながら、関之尾の秋を楽しんでもらえたら」と参加を呼びかける。
開催時間は9時30分~(関之尾自治公民館で9時受付開始)。定員20人。申し込みは10月2日まで、同協議会と都城市地域振興課で受け付けている。