霧島酒造(都城市下川東4)は7月22日、「スターバックス コーヒー ジャパン」(東京都品川区)とコラボレーションした施設を本社敷地内に開業すると発表した。
「地域とのつながりを大切にしてきた」両者は、これまでに地域社会や自然環境について意見交換を行うなど交流を深めてきたという。互いが取り組む地域や環境についての持続可能な未来への思いや活動に共感したことが、コラボレーションのきっかけとなった。
「地域の憩いの場や、自然や環境と調和し、地域社会と共生していくための気付きやアクションにつながる発信の場」を目指すという同施設。霧島酒造の直営ショップ、植物園、スターバックスのドライブスルーを併設した店舗で構成予定。ショップとスターバックス店舗からは、ガラス越しに植物園を見ることができるという。焼酎を製造する過程で発生する「蒸留温排水」の温熱を植物園内の暖房として活用したり、施設で利用する電力は「サツマイモ発電 100%」で運用したりするなど、霧島酒造が取り組んできた環境に配慮した活動も取り入れる。
霧島酒造の江夏拓三専務は「地域に寄り添うパートナーとして共に歩みを進められることを非常に楽しみにしている。持続可能な未来につながる両社ならではのコラボレーションを届けられたら」と話す。
スターバックス コーヒー ジャパンのリテイル・マーケティング統括オフィサー、森井久恵さんは「両社のコラボレーションで成し遂げられる唯一無二の体験を届けたい」と意気込む。
施設の着工は2024年秋、オープンは2026年春を予定する。
※記事の一部を修正いたしました。2024/07/23