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テゲバジャーロ宮崎がホームスタジアム整備 飲食できるテラスシートも

3階デッキに整備した、ビュッフェ形式で飲食が楽しめるテラスシート(写真提供=テゲバジャーロ宮崎)

3階デッキに整備した、ビュッフェ形式で飲食が楽しめるテラスシート(写真提供=テゲバジャーロ宮崎)

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 サッカーJ3のテゲバジャーロ宮崎がホームスタジアム「いちご宮崎新富サッカー場」(新富町三納代)3階のウッドデッキを整備し6月14日、ビュッフェ形式の食事やドリンクが楽しめるテラスシートの販売を始めた。

デッキにはメイン料理からデザートまでさまざまな料理が並ぶ(写真提供=テゲバジャーロ宮崎)

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 昨年12月に経営権がいちご系列に移ったテゲバジャーロ宮崎。2月の開幕に合わせ、3階のウッドデッキを飲食ができるテラスシートとして整備した。これまでの10試合はVIP専用としていたが、2024明治安田J3リーグ戦第18節以降の10試合はテラスシートを一般販売することを決定。3階には屋根があるため、日差しや雨を気にすることなく試合を観戦しながら飲食が楽しめる。テゲバジャーロ宮崎の宮本功社長の「ヨーロッパの地方都市のようにテラス席で飲食をしながら、サッカーを観戦する文化を導入できたら」という長年の構想を実現した。

 同社の石原実会長は「私たちを支えていただいている宮崎県民の皆さま、ファン・サポーター、自治体、スポンサーの皆さま、パートナーの皆さまなどを総称してファミリーと呼ばせていただいている。そんなファミリーの皆さまにおいしいものを食べながらサッカーを観戦し、私たちを応援いただければ」と利用を呼びかける。

 飲食をコーディネートするのは、自らも農業を行う「いちごポタジェ」の田口沙緒理社長。県内の農業者や飲食店を回り培ってきた人脈や知識を生かし、6店舗に依頼したという。田口社長は「生産者が心を込めて育てた農作物を、料理人がバトンを受けておいしい料理に仕上げ、それを観戦しながら食べてもらう。最高の時間をここで味わっていただきたい」と意気込みを見せる。

 「今後は宮崎の農作物だけではなく、対戦相手の地域の郷土料理や特産物を使った料理も提供し、サッカー、飲食を通した都市間交流ができたら」と石原会長。田口社長は「農林水産省や宮崎県が推進するローカルフードプロジェクト(LFP)で県内事業者が連携し、新しく開発した商品のお披露目や県内の食材のPRを、このテラスシートで行いたい。テラスシートを通して生産者や飲食店、ファミリーがつながり、テゲバジャーロ宮崎をみんなで盛り上げていけたら」と話す。

 テラスシートの料金(10試合分)は、一般=9万円、ファンクラブ=7万2,000円。シートの利用時間は、試合開始2時間前から試合終了時間まで。

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