現代短歌シンポジウム「歌はどこから来て、どこへ向かうのか」が6月16日、宮日会館(宮崎市高千穂通1) 11階ホールで開催される。主催は「心の花」宮崎歌会。
「心の花」は1898(明治31)年に主宰・佐佐木信綱さんが創刊した月刊短歌雑誌で、短歌結社としても長い歴史を持つ。現在、佐佐木幸綱さんが主宰・編集発行人を務める。会員数は全国で約1000人で、宮崎歌会の会員は約60人。
当日は2部で構成。第1部には、年ごとの短歌界の最高の業績をたたえる「迢空賞(ちょうくうしょう)」の受賞が4月に決まった、宮崎県出身の歌人・吉川宏志さんが登壇。受賞決定後初の帰郷講演で、「1970年代短歌と今の歌」をテーマに講演を行う。
第2部では、「1970年代を検証し、2020年代を考える」と題してシンポジウムを行う。司会を務めるのは、若山牧水記念文学館長で、今年日本歌人クラブ大賞を受賞した伊藤一彦さん。吉川さんをはじめ、短歌総合誌「歌壇」が作品を募集する公募形式の新人賞である「歌壇賞」受賞者の久永草太さん、岡本妙さん、片山佳代子さんなど県内在住の歌人など5人で討論を行う。
13時開場、13時30分開会。参加費1,000円(大学生以下無料)。申し込みが必要だが、当日参加も受け付ける。