サッカーJ3のテゲバジャーロ宮崎は5月31日、日章学園高校の高岡伶颯選手を「JFA・Jリーグ特別指定選手」として承認した。
テゲバジャーロの特別指定選手に承認された高岡伶颯選手。2024年度認定された38人の選手のうち現役高校生は高岡選手のみ(写真提供=テゲバジャーロ宮崎)
高岡選手は三股町出身で、身長165センチ、体重62キロのストライカー。昨年のU-17ワールドカップでは4点を挙げ、日本代表のベスト16に貢献した。今年も日本高校選抜、U-19日本代表に選出されている。
今回、高岡さんが日本サッカー協会(JFA)に認定された「JFA・Jリーグ特別指定選手」は、種別や連盟の垣根を超え個人の能力に応じた環境を提供することを目的としており、JFAが認定した選手に限り所属チーム登録のままJリーグなどの試合への出場が可能。今シーズンからは、Jリーグのクラブ加入が決まっていない選手でもJFAの推薦があれば試合出場が可能となり、高岡選手はその第1号として承認された。日章学園高校サッカー部に所属しながら、テゲバジャーロ宮崎で活動ができる。
テゲバジャーロ宮崎は「制度の趣旨に基づき、高岡選手の成長につながる機会となるよう、JFA、Jリーグ、日章学園高校と連携していきたい」としている。
4日からは、テゲバジャーロ宮崎の練習に参加している高岡選手。「JFAの反町康治技術委員長から、JFA推薦の第1号になってほしいと声をかけてもらった。これから長くサッカーを続ける上で、高校生で誰よりも早くプロの経験を積むことができることはありがたく、挑戦してみるしかないと思った」と話す。「目標は日本代表となりワールドカップで優勝すること。特別指定選手の期間中、テゲバジャーロ宮崎や日章学園での練習など、一日一日を無駄にしないよう、一つ一つの練習に目標と課題を見つけながら努力していきたい」とも。