アートプロジェクト「avec Toi-馬がいて、人がいて、そしてまた馬がいる-」が10月7日・8日、都井岬(串間市)で開催される。
同プロジェクトは、「メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)」(宮崎市船塚3)が取り組むプロジェクト「の、まど」の一環で実施。「の、まど」は、同劇場が劇場の外に出て県内各地を巡りながらさまざまな企画を行うもので、都井岬での実施は初となる。プロジェクト名には英語で「遊牧民」を意味する「ノマド」と「~の窓」の2つの意味を込めている。
「自然と人の営みを見つめ直す」ことを目的としている今回のアートプロジェクト。小松ヶ丘エリアとビジターセンターエリアの2会場で行う。プログラムには串間市エコツーリズム推進室の秋田優さんによる都井岬ガイド、アーティストの五十嵐靖晃さんによるワークショップ「風と馬」、映像作家伊達忍さんの4年ぶりの開催となる「都井岬火まつり」を追ったドキュメンタリー映像作品「界」の上映、影絵師川村亘平斎さんによる影絵パフォーマンス「御崎馬の夢」など数種類を用意する。
同劇場の企画広報課の露木拓真さんは「今回の開催に当たりフィールドワークをしたり、歴史に詳しい方に話を聞いたりした。調べていくうちに都井岬の象徴である馬だけでなく、樹木や虫といった自然との密接な関わりや人々の独特な営みと歴史があることを知り、より深く都井岬に興味を持つようになった。その魅力をアーティストの方々と共に、多面的な視点で伝えられたら」と話す。
料金は、プログラム別チケット=各500円、パスポート(通し券・土産付き)=1,000円。パスポートは全てのプログラムに参加可能で、日をまたいで利用することもできる。