食べる

宮崎におにぎり専門店「有機米農家 おにぎり宮本」 自社栽培の有機米使用

「本物を作り続け、農業の魅力を発信していきたい」と話す宮本恒一郎さん

「本物を作り続け、農業の魅力を発信していきたい」と話す宮本恒一郎さん

  • 16

  •  

 テイクアウト専門のおにぎり店「有機米農家 おにぎり宮本」(新富町富田、TEL 090-9719-2093)がオープンして、7月18日で1カ月がたった。

おにぎり2つに卵焼きと漬物、豚汁がセットになった「おにぎり御膳」(695円~)

[広告]

 2021年から2年間にわたり、「新富町チャレンジショップ」で営業していた同店。今回チャレンジショップ期間を終え、新店舗を構えた。

 45年間農業に従事し、2003(平成15)年から有機米作りを手がけてきた店主の宮本恒一郎さん。宮本さんが代表を務める「オーガニックファームZERO」(日置)は3月、令和4年度農林水産省「未来につながる持続可能な農業推進コンクール」で農産局長賞を受賞。5月に宮崎で開催された「G7宮崎農業大臣会合」では、G7各国大臣の食事に宮本さんの有機米が提供された。

 「有機米のおいしさを宮崎の人にも食べてほしい」と2021年、61歳で初めて飲食業にチャレンジ。「農家である自分が丁寧に育てた安心安全な有機米を使えば、農家にしかできないおにぎり店ができると思った」と宮本さん。

 メニューは、「塩おにぎり」(155円)、「明太まみれ」(220円)などの単品メニューのほか、「贅沢(ぜいたく)辛子のり弁」」(850円)などをそろえる。出店に伴い、「至高の味玉」(「高」ははしごだか)(250円)などの新メニューも仲間入りした。

 宮本さんは「本物を作り続けてきたからこそ2年間でお客さまがしっかりついてくれた。毎日完売するほど来店いただき、ありがたい」と話し、「農家だからこそ語れる、農業情報発信基地にもしていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時30分~15時(なくなり次第終了)。月曜と第2・4日曜定休。30分程度であれば、フリースペースで食事することも可能。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース