宮崎市の「マルショク中央通店」(中央通3、TEL 0985-24-2433)が2月28日に閉店する。
同店は「サンリブ」(福岡県北九州市)が展開するスーパーマーケットで、宮崎市1号店として1966(昭和41)年にオープン。飲食店などが集まる繁華街のニシタチエリアで、多くの客を支え続けた。閉店の理由について店長の手島辰二さんは「コロナの影響で、観光地や市街地などの店舗は苦しい状況にあった。特にニシタチは飲食店のお客さまも多かったので影響が大きかった」と話す。
オープン当初の店舗名は「宮崎丸食 マルショク宮崎店」で、その後「サンリブ宮崎」へ改名。2007(平成19)年に店舗の建て替えを行い、現在の「マルショク中央通店」となった。「サンリブ宮崎」の時代は5階建てでゲームセンターもあり、衣料品や医薬品など何でもそろう場所として人が集まっていたという。利用者の80代女性は「50年ほど前から通っている。自転車で行きやすく、食料品は新発売のものが早々に入るので楽しみにしていた。閉店が惜しい」と話す。
手島さんは「こんなに長い期間営業ができたのは飲食店の方々をはじめ、たくさんのお客さまのおかげ。本当に感謝している」と話す。
営業時間は9時30分~22時(衣料品売り場は19時まで)。現在、閉店セールを行っている。