「レストラン 兆紐(きざひも)」(都城市庄内町、TEL 0986-36-6370)がオープンして半年がたった。
「徳石石油」に隣接する建物にオープンした同店。店主の上村貴弥さんは、実家の焼き鳥店や仲卸業などを経験してきたという。「今までの経験全てを生かせるのは地方しかないと考えた。宮崎の野菜の味に魅了され、都城に来ることを決意した」と話す。店内には、卓越した技能者を厚生労働大臣が表彰する「現代の名工」に選ばれたえびの市の建築工芸家・川野幸三さんが制作した、ヒノキの一枚板のカウンターや椅子などを設置する。
店内では自家菜園のハーブや、近隣の畑で栽培されている野菜を使った料理を提供。奈良で自然農法について学んだ経験から、「野菜はこだわって調達している」と上村さん。今月のランチはへべすと菊芋、鶏肉を使う「バターソースパスタ」とキノコが入る「カルボナーラ風パスタ」(以上1,600円)、「ありたどりのグリル 季節の野菜ソテー」(1,800円)の全3種を用意し、前菜・スープ・パン・ハーブティーが付く。デザートには「クーベルチュールのガトーショコラ」「リコッタチーズのケーキ」(以上400円)をそろえる。ディナーにはコース料理を用意する。
上村さんは「季節の変化に合わせた料理を提供していきたい。狩猟の免許も取得したので、来年からはジビエを使ったメニューも提供できたら」と意気込む。
営業時間はランチ=11時30分~14時(土曜、日曜、祝祭日は15時まで)、ディナー=18時~20時。月曜、第3火曜定休。