宮崎のみそ、しょうゆなどの発酵食品を無添加で製造する「ここく」（宮崎市清武町船引、TEL 0985-72-7256）が土曜、日曜限定でイートインカフェを始めた。

直訳して「私に潮を」、「塩味（しおみ）」、塩をくみ上げる際の「潮目」から命名した「潮me」

　メニューは、アイス「潮me（しお、あまざけ、きなこ、ちょこ）」や、「椎葉大麦ワッフル」（以上350円）、もなか「たまり餡（あん）」（3個640円～）など。「潮me」は砂糖、乳製品、卵を使わず、全て有機栽培の食材を使い、こうじの力で甘さを出した発酵の塩アイス。「椎葉大麦ワッフル」は在来種の大麦を使いグルテンフリーで、乳製品、卵不使用。「たまり餡」は砂糖、シロップ類を一切使わないなど、酵母菌から生まれる甘さを生かしたスイーツ。ほか、不定期で1日20食限定の「発酵ベジみそカレー」（900円）なども用意。店内には、同社が製造する塩やみそ、しょうゆ、プライベートブランドのスパイスの販売コーナーもあり、「潮me」や「たまり餡」などのスイーツも購入できる。

　社長の加藤潤一さんは「砂糖不使用のアイスは全国でも珍しいと思う。ほかのスイーツも醸造技術を生かして、発酵の力で引き出した自然の甘さを楽しんでもらえると思う」と話す。「当社では在来種の大豆と大麦を栽培し、これらを使ったみそやしょうゆを生産してきた。9月からは本格的に菓子製造業も始める予定。体に優しく安心して食べられるのは大前提で、食べた時に『おいしい』『楽しい』『うれしい』を感じる、エンターテイメントになる食を発信していきたい」とも。

　営業時間は10時～17時。火曜定休。9月2日～4日は「アミュプラザみやざき」で開催される「ガストロノミー＆キッチンカーフェスティバル」に出店。9月3日～10月30日は「みやざき空港 Dekitate市場」に出品する。