日南に古道具・古材を扱う「PAAK STOCK」(日南市飫肥2、TEL 0987-55-0988)がオープンして2カ月がたった。
古い家具や建具、陶器などの販売、解体する建物の古材や小道具の引き取りを行っている同店。毎月第2土曜のみ営業する。管理・運営を行うインテリアデザイン事務所「paak design」の鬼束準三社長は「2年前から店舗を借りており、古民家解体後に出た古材などを保管する倉庫として使用していたが、使える小道具がたくさんあったためお客さまに提供しようとオープンを決めた」と話す。
20年以上前に廃業したパチンコ店を改装した同店。入り口の壁は、ガラスがはめ込まれた古い建具でリノベーションしたという。鬼束さんは「空間の中にあるものによって景色が変わる。飲食店やオフィスの設計、リノベーションの経験やノウハウを生かせていると思う」と話す。
店名の「STOCK」は「だし」という意味の英語に由来しており、「『歴史の味がにじみ出ているもの』をまた誰かの手に戻したい」という意味を込めているという。鬼束さんは「古材や小道具の歴史や背景を通して魅力を伝えながら、眠っていた物たちの息を吹き返したい。月1でオープンすることでプレミア感を出していきたいと思っている」と笑顔で話す。
営業時間は10時~17時。7月9日の営業日は、ヨガスタジオ「life and style」のビーガンタコス「SHANTIN TACOS」の販売、古材はんこのワークショップ(予約制)も行う。
※7月9日のイベントは、8月13日・14日に延期となりました(2022年7月8日追記)。