食べる

宮崎・若草通りの「たこ焼き どんげや」が15周年 期間限定「かす焼き」も

(左から)2号店店長の田中智大さん、店主の石川良さん、1号店スタッフの谷口陽亮さん

(左から)2号店店長の田中智大さん、店主の石川良さん、1号店スタッフの谷口陽亮さん

  • 21

  •  

 「たこ焼き どんげや」(宮崎市橘通東3、TEL 0985-23-2503)が6月29日、15周年を迎える。

期間限定メニュー「かす焼き」は素焼き、塩、しょうゆの3種を用意する

[広告]

 2007(平成19)年、店主で大阪府出身の石川良さんが、市内のアーケード街・若草通りにオープンした同店。1997(平成9)年にサーフィン移住で宮崎に移り住んだ石川さんは、若草通りから程近い繁華街・ニシタチのたこ焼き店で修業を積み、独立した。石川さんは「大阪ではたこ焼きはおやつ感覚で食べるものだったが、宮崎では飲み屋の出前としての需要も多い。若草通りは学生も多いことから、繁華街とは客層も異なるが、老若男女がたこ焼きに親しめる場所にしたいと開業した」と振り返る。

 ビルの老朽化に伴い2019年11月には店を刷新。バルスタイルを採用し、たこ焼きを焼きながら客とよりコミュニケーションが取れる店舗に改装した。コロナ禍の2021年1月には、自宅でも同店の味を楽しんでほしいと、オリジナルの粉と専用シェーカーで手軽にたこ焼きパーティを楽しめるキットも開発している。「これまでも足しげく通ってくれていた学生の要望を受けてメニューを増やすなど、お客さまの声を受けていろいろな取り組みにチャレンジしてきた」と石川さん。

 15周年を記念し、大阪で親しまれている食材の「油かす」を使った限定メニュー「かす焼き」(6個=600円)を用意。タコの代わりに油かすを入れ、かむほどにうまみが広がるというオリジナルメニューとして展開する。石川さんは「牛ホルモンを余分な脂が抜けるまで低温で時間をかけて揚げ、うまみを凝縮させている。大阪ではうどんなどに入れてよく食べる食材だが、宮崎の人にも味わってほしい」と話す。

 「たこ焼きは一つのコミュニケーションツール。この店のたこ焼きをきっかけにいろいろな人がつながる場所にしたい。また商店街は、個性的な街の人々の営みで形成されている場所。街中に足を運ぶことで、宮崎で商売をする人の魅力にも触れてほしい」とも。

 営業時間は19時~翌2時(金曜・土曜は翌3時まで)。日曜定休。「かす焼き」の提供期間は6月29日~7月6日(なくなり次第終了)。提供期間中の営業時間は15時~翌1時(金曜・土曜は翌2時、日曜は12時~24時)。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース