フォーラム「みやざきみらい会議」が6月12日、ニューウェルシティ宮崎(宮崎市宮崎駅東1)で開催される。主催は日本青年会議所九州地区宮崎ブロック協議会。
例年「JCフェスタ」というイベントを開催してきた同協議会。今年は大会のテーマを「Re:」と掲げる。同協議会のビジョナリーシティ委員会委員長の原口丈太郎さんは「『JCフェスタ』ではこれまでも、地域をいかに良くしていくかを考えるイベントを開催してきた。今回はメールの返信のように、イベントを通し対話を重ねながら関係性を構築する場にしたい。加えて『Re』には『再び』といった意味もある。コロナ禍を受けてニューノーマルな時代への適応を目指し、イベントを通して新たな価値観の共有が必要と感じている」と話す。
同フォーラムでは「誰一人取り残さない社会をRe:VISIONしよう」という副題を掲げ、第1部ではLGBT交流会の「レインボービュー」代表の山田健二さんや宮崎公立大学の四方由美教授、同大学の学生が「若者・女性・社会的少数者視点から考える宮崎県の地域課題」をテーマにクロストークを行う。第2部では「パタゴニア」元日本支社長の辻井隆行さんが「ビジョンから始める自律分散型社会」という題で講演する。
当日は現地とウェブ配信のハイブリッド形式で開催を予定。原口さんは「これからの宮崎を担う若い世代をはじめ、特にジェンダー問題やサステナブルといったテーマに興味がある人に足を運んでほしい。辻井さんが掲げている、一極集中型社会からの脱却を目指す『自律分散型社会』という考え方にも、この機会に触れてほしい」と話す。
同日には宮崎青年会議所主催で、県民と宮崎に暮らす外国人の市民が交流するイベント「みやざきインターナショナルフェスタ~ワールドテラス~」も宮崎中央公園・宮崎市中央公民館で開催する。ベトナムや中国のブース出展や英会話体験も行う。
開催時間は、みやざきみらい会議=13時30分~15時、みやざきインターナショナルフェスタ=10時~16時。参加費は、みやざきインターナショナルフェスタのみ一部有料。