宮崎市の「サンビーチ一ツ葉」で5月19日、日本プロサッカーリーグ「テゲバジャーロ宮崎」の選手と「宮崎勝手に観光大使」として活動するアイドルグループ「おばばーズ」が、ロコモ予防体操の動画撮影を行った。
同グループは平均年齢60代で、かねて福岡の祭り「博多どんたく」や介護イベントでトークやダンスを披露してきた。コロナ禍で活動の場が減っていたが、最近では宮崎大学医学部整形学科の帖佐悦男教授がロコモティブシンドローム予防のために考案した「ロコモ体操」を広める活動を行っている。この日は、「おばばーおばばーおばばーズ、だてに年取ってんじゃねーよ」のかけ声と共に体操をレクチャーする動画を撮影した。リーダーの土公清子さんは「屋外での頭と体を使った体操は楽しいもの。元気に取り組んでもらえるものだと思う」と話す。
テゲバジャーロ宮崎は、「おばばーズ」の「ロコモ予防動画」を公式チャンネルで披露したり、昨季最終節のロアッソ熊本戦で「ロコモ予防マッチデー」を開催したりしている。撮影に参加したのは、綾町出身で鵬翔高校1年時に全国高校サッカー選手権で優勝経験のある北村友也選手と、宮崎市出身で日章学園高校出身の佐藤颯汰選手。北村選手は「動画での左右にひねる体操は、さらにひねればシュートの動きにもつながる。動画を参考にしてほしい」、佐藤選手は「こうした体操をきっかけに、宮崎の皆さんを元気にしたい」と話す。