宮崎にヤギとの触れ合い施設「ヤギパーク」(宮崎市芳士、TEL 0120-1717-16)がオープンして1カ月がたった。
「除草剤がない社会をつくりたい」と、4月22日の「アースデイ(地球の日)」にオープンした同施設。運営する「DBCトータルサポート」は、川崎益央社長が2008(平成20)年に父から引き継いだ「第一防虫センター」がルーツで、昨年11月に社名変更した。川崎さんは「2018(平成30)年ごろ、借りてきたヤギを連れて無料除草を行っていたことから、いずれ自分でヤギを飼って育てたいと思った」と話す。
同施設では7頭のヤギを飼育し、放牧エリアと公園エリアを設ける。現在放牧エリアでは、毎月第1日曜に餌やり体験を行っている。
ヤギによる除草サービスは現在、無料で行っている。川崎さんは「機械で除草するとごみが出てしまい、ガソリンや除草剤も環境汚染につながってしまう。ヤギによる除草はこうした心配がなく、SDGsにもつながる」と話す。来年5月以降からは有料のレンタル制にする予定。
今後は施設内に殺菌処理設備を入れ、搾乳体験や搾りたての乳の試飲、チーズ作りを企画するほか、キッチンカーやコンテナハウスで牛乳やチーズを販売する予定。
川崎さんは「癒やしを提供できる場所にしたい。将来は、祭りやマルシェ、ドッグランなどで、地域がにぎわう場所にもしていきたい」と話す。
営業時間は10時~18時。入場無料。