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油津商店街に「bar2778」 還暦迎える店主がプレミアムウイスキーなど用意

店内入り口前に立つ店主の川野さん

店内入り口前に立つ店主の川野さん

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 日南市の油津商店街に「bar2778(にいななななはち)」(日南市岩崎3、TEL 090-3605-4017)がオープンして2カ月がたった。

さまざまな銘柄のウイスキーや焼酎が並ぶ

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 3月11日にオープンした同店。今年6月に還暦を迎える店主の川野純一さんは「今後の自分自身の楽しみの一つとして、お酒やバーの経営のことなどを学ぶための足掛かりとしてオープンした」と話す。

 席数はテーブル8席、カウンター8席。店の酒棚にはウイスキーを中心に焼酎などが並び、川野さんが出張で東京を訪れた際に酒店を巡り入手した珍しい酒も取りそろえる。川野さんの出身地で南さつま市にある本土最南端蒸留所「本法酒造マルス津貫蒸溜(じょうりゅう)所」から仕入れたプレミアムウイスキーも用意する。

 店名の「27」は日南、「78」は日南市と友好都市の那覇市から付けた。店舗が面する通りの油津銀天街は1989(平成元)年に両市の姉妹都市提携20周年を記念して「那覇通り」と命名されている。川野さんは「そのことを知っている人は意外に少ない。店に来た時に少しでも沖縄を感じてもらえたらと思い、オリオンビールや沖縄のコーラルウオーターを使ったクラフトビール、泡盛なども取り扱っている。酒の種類によっては『琉球ガラス』や沖縄の陶器『やちむん』に注いで提供している」と話す。

 月に3、4回通う常連客もおり、「1人でゆっくりと静かにお酒に向き合いながら飲まれる方が多い」と川野さん。「『日南にこんなお店がなかったのでうれしい』と喜んでもらっている。おいしいお酒とジャズが流れる落ち着いた空間を楽しみに来てほしい」とも。

 営業時間は金曜・土曜の20時~24時。料金はチャージ料+2時間飲み放題=3,000円。プレミアムウイスキーなど一部商品は別料金。今後、平日の営業日を増やす予定。

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