![店主のズンさんと妻・ハンさんと息子](https://images.keizai.biz/miyazaki_keizai/headline/1651198508_photo.jpg)
都城にベトナム料理店「Moc Quan(モッコワ)」(都城市小松原町、TEL 080-6433-7979)がオープンして1カ月がたった。
店主はベトナム人のグインティエンズンさん。ズンさんは約8年前に日本に留学後日本の企業に就職、その後自身でビジネスを始めた。昨年秋にアジア食材の専門店「DHマートアジアフード」をオープンし、3月19日に併設店舗として同店を開いた。店内はベトナムの雰囲気を感じさせるインテリアで彩られ、テーブル席、カウンター席を用意する。壁の塗装など内装の殆どはズンさんが妻のハンさんと2人で手がけたという。
メニューはオードブルからメインメニュー、カフェメニューなど豊富に揃える。「ランチセット」(5種=880円~)はメインと生春巻き、ドリンクがつく。ほか「ベトナムのハム揚げ」(690円)、「牛肉のフォー」(780円)、「牛肉のビーフン」(820円)、「ベトナムサンドイッチ」(単品650円、セット880円)、「生春巻き」(450円)、「カエルとレモングラスの炒め」(950円)なども用意する。ドリンク・デザート類は「ブラックシュガーパールスミス(タピオカミルクティー)」(550円)、「チェードリアン」(600円)など。アルコールメニューはベトナムのビールや、もち米酒、ドシニィアインディカ酒、リュウキュウバショウ酒等、日本人には馴染みの薄い酒も取り揃える。
ズンさんは「地元の人達に受け入れられる味を作りたい。ベトナム料理の良さを生かしつつ、お客さまの好みも取り入れて独自の味を提供していきたい。だから遠慮なく好みやアイデア、意見を出してほしい」と話す。食べやすさを意識し、例えば好き嫌いの分かれるパクチーは好みで入れられるようにしたり、ナンプラーなどの調味料も使う量を加減したりと工夫する。
「世界の友だちに自分の国の文化を紹介したい」とズンさん。「都城にいながらにしてベトナムを感じ、味わって、旅行した気分になってもらえたらうれしい。コロナの状況はまだ続くかもしれないがベトナムをはじめ他のアジアの国々に興味を持って『いつか行ってみたい』と思ってもらえたら」と話す。
営業時間は、11時~15時、16時~23時(土・日曜は24時まで)。店頭サンドイッチ販売は8時~20時。