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宮崎に25年ぶりの新船「フェリーたかちほ」就航 個室は従来の7倍に

全長194メートル、全幅27.6メートル、総トン数1万4006トンの「フェリーたかちほ」

全長194メートル、全幅27.6メートル、総トン数1万4006トンの「フェリーたかちほ」

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 「宮崎カーフェリー」(宮崎市港3、TEL 0985-29-8077)が運航する、宮崎・神戸間を結ぶ「フェリーたかちほ」が4月15日、就航を開始した。

エキストラベッドも備え付けられた客室「プレミアムツイン」

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 同社の新造船は25年ぶりとなる。船体の全長は194メートルで、前船の「みやざきエキスプレス」より24メートル大型化し、トラック積載数を33台増の163台に増やした。旅客定員数は690人から576人に減らしたものの、個室の数を従来の7倍になる216室に増設。新たにトラックドライバー専用の個室を設け、ペットと一緒に同じ部屋で過ごせる「withペットルーム」や、段差をなくし手すりをつけた「バリアフリールーム」など、個室のバリエーションを増やしている。

 同社旅客業務部の渡部紗希さんは「家族連れやビジネス利用など、多様なニーズに合わせて個室の数を増やし、キッズコーナーやラウンジなどの共有スペースも充実させている。部屋やエレベーターを広くしてバリアフリーに対応するなど、客室や船内の時間をより快適に過ごしてもらおうという造りにした。船内のレストランでは宮崎県産食材を使ったバイキングが楽しめ、レストランやお風呂、休憩スペースには外の景色が良く見えるように大きな窓を取り付けるなど、より船旅を楽しめる工夫をしている」と話す。

 同日に行われた「フェリーたかちほ出航式」では、清山知憲宮崎市市長の挨拶や関係者でのテープカット、宮崎県のマスコットキャラクター「みやざき犬」のダンスや、宮崎の太鼓チーム「響座」の演奏などがおこなわれた。出航の瞬間には、乗客や見学客がペンライトを振って祝った。

 渡部さんは「新船就航という大きなニュースをきっかけにして、今までカーフェリーに興味を持っていなかった方にも船旅を体験してもらい、船っていいなと思ってもらえるような存在になって欲しい」と期待を込める。

 同船の予約はウェブと電話で受け付ける。プレミアムとファースト(withペット)ルームについては電話のみで予約を受け付ける。

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