宮崎市民プラザ(宮崎市橘通西1)で7月、演劇「肉体改造クラブ」の公演が行われる。現在、出演者とスタッフを募集している。
7月28日に本番を行う宮崎市民プラザ内のオルブライトホール(写真提供=宮崎市民プラザ)
県内の若手とプロの演出家とがタッグを組み、演劇創作を行う。宮崎県出身で、劇作家・演出家として東京で活躍する古城十忍さんが演出を手がける。古城さんは、県内でも話題になった口蹄疫(こうていえき)をテーマにした作品「29万の雫(しずく)2020」の演出を手掛け、宮崎の若者を対象に演出するのは今回が初という。
企画・制作を担当する黒木朋子さんは「子どもたちが自主的に運営する演劇団体のサポートを7年ほど続けてきた中で、演劇の手法を使ったワークショップや公演が人材育成に非常に大きな成果があったと感じたことから、今回の企画発案に至った」と話す。古城さんも「これまで広島、鳥取、熊本、埼玉など各地域の若い世代と一緒に演劇を作ってきた実績があり、ワークショップで若い世代の人々が何かを発見していくことは非常に意義のあるものだと確信している」と期待を込める。
5月1日・28日にワークショップを行い、6月に出演者オーディションを開催する。6・7月の稽古を経て、7月28日に2回公演を予定している。
黒木さんは「戯曲『肉体改造クラブ』は、実際に高校生を取材し、ワークショップの中から生まれた作品として高い評価を得ているもの。自分たちの言葉を使って自分たちの身近な問題や抱えている思いを表現できる作品だと考えている。熱意や興味のある宮崎の若い世代の人に参加してほしい」と話す。
応募に際し、舞台経験は問わない。申し込み用紙を宮崎市民プラザへ持参もしくは郵送、またはホームページの申し込みフォームから応募できる。参加無料。応募締め切りは4月23日。問い合わせは「宮崎市民プラザ 企画係」(TEL 0985-86-7777)まで。