ギャラリー「gallery root for」（宮崎市新別府町薦藁）が3月1日、オープンした。

ギャラリーAの様子

　美容室「hair salon green」を経営する浜田庄治社長が敷地内で事務所として利用していた、コンテナに木造で増設した建物をギャラリーに改装した。きっかけは、イラストレーター・画家・絵画造形講師で「スタジオボローナ」（川南町）を主宰する児玉美音子さんと、画家の池部貴惠さん、川越るみさんの3人が「ここでギャラリーをしたい」と持ち掛けたことだった。浜田さんは「アフターコロナはアートの時代が来るはず」と快諾し、4人が共同運営者となって運営を始めた。

　2月の内覧会では池辺さんと川越さんの絵画作品を展示し、多くの人が訪問したという。現在は児玉さんのイラスト展「混ざり合う世界」を開催中。インスタグラムでは、児玉さんが質問に答える形で展覧会について「自分の作品は日常と非日常が入り雑じることが多く一枚の絵に色んな世界があることからタイトルとした」（原文ママ）とコメントしている。陶芸家の川路庸山さんや翻訳家とコラボレーションした作品も展示する。

　児玉さんは「初めて作品展示や販売をする人の挑戦の場に最適な小さなギャラリー。実験的なこともでき、自分たちも作家目線でアドバイスできる」と話す。同所では3人の作品や浜田さんが選んだ小物類の販売も予定する。

　営業時間は11時～18時。月曜・火曜休館。問い合わせはインスタグラムで受け付ける。イラスト展「混ざり合う世界」は13日まで（8日も開館）。3月16日～27日は「冨永美恵子展」を予定する。