ジェンダーフリーのためのウエディングフォトスタジオ「Lily's Company(リリーズカンパニー)」が宮崎市内にオープンして3カ月がたつ。
スタジオでのウエディングフォト(画像提供=Lily's Company)
11月5日の「いいご縁の日」にオープンした同店は、宮崎市で初となるLGBT(性的少数者)のためのフォト&ウエディングプロデュース事業を行う。県内外で20年以上ウエディング業界を経験した店主が運営し、カメラマン、ヘアメークの3人でチームを組んで撮影を行う。店名は、白ユリの花言葉の「Lily=純粋」と「Company=仲間」で「純粋な仲間が集まるように」と付けたという。
店主は「長年ブライダル業に携わり、どうしてLGBTの人々のためのフォトウエディングが無いんだろうと疑問に感じていた。コロナ禍で仕事がストップして考える時間が増えたこともあり、『無いなら自分が作ろう』と起業を思い立った」と話す。
ジェンダーフリーのウエディングドレスを扱うメーカーのドレスを用意し、試着、撮影を行う。「衣裳店の協力と理解がオープンに欠かせなかった」と店主。
「このサービスを必要としている人に知ってもらい、希望をかなえるお手伝いをしたい。かつて新婚旅行に多くの人が訪れた宮崎は、南国らしいロケーションが最大の魅力。県外のお客さまに旅行がてら店に立ち寄ってもらいたいとも思う」と話す。
住所非公開。撮影日時は応相談。問い合わせはインスタグラムとLINEで受け付ける。