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西都の「記紀の道」のドキュメンタリー映画「みちのみちのり」、公開へ

選ばれた数点が記紀の道に立つサインに使われた書道展示の前に立つ、左から小笠原さん、古木さん、伊東さん

選ばれた数点が記紀の道に立つサインに使われた書道展示の前に立つ、左から小笠原さん、古木さん、伊東さん

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 西都市を舞台にしたドキュメンタリー映画「みちのみちのり」が完成し、12月19日に「西都市文化ホール」で上映会を行う。

映画の舞台の記紀の道

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 宮崎県の中央部に位置する西都市の遊歩道「記紀の道」周辺に暮らす人々の姿を季節の経過と共に描く同作。11月14日には一般公開に先立ち、関係者を招いた上映会や制作スタッフ一同が登壇しトークショーを実施した。

 企画代表の小笠原浩幸さんは、8年前から設計デザイナーとして全長4キロほどの「記紀の道」づくりに関わるうち、「西都の人々が楽しみながら風景を守る姿に感動し、記録したいという思いから映画制作へと話が進んだ」と話す。

 同作では、地域住民の自宅での暮らしぶり、古代ハスやホタルを守る活動をしている人々、道に花を植えるボランティア、稲刈り、みそぎなどの様子のほか、「都萬神社」や神話の舞台である「逢初川(あいぞめがわ)」、ガイドが案内する「西都原古墳群」などの風景と共に、住民の普段の暮らしを描く。スタッフは宮崎に縁ある人を中心に選び、音楽は現地をイメージしたオリジナル楽曲を制作。作品に登場する住民の一人は「数度にわたり、丁寧に撮影してもらった」と話す。

 西都市役所建設課で道の建設に携わる伊東修司さんは、アソシエイトプロデューサーとして出演者の調整などを担当した。伊東さんは「西都発信の作品は映画館で見ると地元のよさに改めて気付く。車が通らない記紀の道をゆっくり歩いてみてほしい」と話す。鹿児島県出身で高校時代を宮崎で過ごした古木洋平監督も「人々の日常と神話がどうつながるのかを記録した作品になっている」とコメントした。

 上映時間は13時30分~、16時~、19時~の3回。古木さんと小笠原さんが来場予定。料金は前売り=1,000円、当日=1,200円。3歳未満は膝上無料。

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