宮崎県綾町の発酵食品加工会社「大山食品」(綾町大字北俣、TEL 0985-77-1630)がギョーザの無人直売所をオープンして2カ月がたった。
同社は1930(昭和5)年に創業し、黒酢や純米酢など発酵食品、純国内産生芋を使ったコンニャクや黒酢を使ったドレッシング・調味料などを生産・販売している。今年1月に本社工場横に自社製品を販売する無人直売所、9月25日に今回のギョーザ直売所をオープンした。
大山憲一郎社長は「自社の酢を使ったたれや調味料は、ギョーザによく合う。当初はコンニャクを代替肉としたギョーザの製造を考えていたが、開発にもう少し時間がかかるため、今回は通常の肉ギョーザを作り、販売を始めた。コロナ禍の中、自社商品を直接販売する手段を持つことの大切さを痛感し、無人販売所をオープンした」と話す。
販売する「綾餃子(あやぎょうざ)」(2パック24個=1,000円)は、南九州の産地直送の黒豚を使う。キャベツやタマネギ、ニラ、ニンニク、ショウガを使い、国産小麦粉で作る皮で包む。大山社長は「家族が安心して食べられように、母親目線で作った無添加のギョーザ。モチモチとした食感と、パリッと香ばしく、素材そのものの自然のうま味が味わえる。1カ月で約550個を売り上げている」と話す。
客が自身で会計し、料金箱に入れる。店内には、買い物金額を計算できるよう電卓を置く。レジ袋と保冷材(2個まで)は無料で、有料の保冷袋も用意する。
24時間営業。