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宮崎に元公邸料理人が手掛ける「Miyazaki Dining Innovation」 1店3業態を展開

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 3つの飲食業態を展開する「Miyazaki Dining Innovation」(宮崎市本郷北方字草場、TEL 0985-53-5870)がオープン2カ月を迎える。

バルサミコ仕立ての妻地鶏の黒いチキン南蛮

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 6月15日にオープンした同店。創作フランス・イタリア料理の「OSTERIA STAGIONE」、和牛懐石「宮崎 中尾」、ラーメンの「麺屋 寿」の3業態を展開する。

 延岡出身の中尾一寿さんが店主を務める同店。中尾さんはこれまで、バリ島と香港で公邸料理人として働いてきたほか、香港で4年間、焼き鳥、フレンチ、炭火焼きの3店舗を手掛け、会社の社員食堂などで総料理長兼ゼネラルマネージャーを担ってきた。いろいろな国から料理人としてオファーを受ける中、中尾さんは「日本で自分の料理を表現したいと思い、帰郷した。自分が作る料理を宮崎から世界に向けて発信することで、宮崎の食材の生産者が海外に出る橋渡しできるような料理人になりたいと思った」と話す。

 「OSTERIA STAGIONE」は月曜~木曜のランチタイムに、「宮崎 中尾」は月曜~土曜の夜、「麺屋 寿」は金曜・土曜のランチに営業することで、1人で3業態の展開を実現している。

 「OSTERIA STAGIONE」では「パスタコース」(2,640円)から「シェフおまかせコース」(6,600円)などを用意。「宮崎 中尾」では、肉の塩加減、温度、焼き方にこだわった「宮崎黒毛和牛コース」(9,000円)など提供し、「宮崎の食材を使った最高のおもてなし」をコンセプトにする。「麺屋 寿」は、宮崎牛と宮崎妻地鶏から取るスープに宮崎県産牛の低温調理したローストビーフをトッピングした「宮崎牛醤油らーめん」(1,100円)などを用意する。

 中尾さんは「お客さまの、料理が運ばれてきた時の驚いた表情や、食べた時の嬉しそうな顔などを見るのがやりがい。料理で人を楽しませていきたい」と話す。「食材の持つうま味の相乗効果から考えて作り出す、体に優しい料理を追求したい。徐々に宮崎県産野菜を中心に、オーガニック食材を増やしていきたい。テークアウトやケータリングも始めたので、今後も新たな取り組みを展開し、宮崎から革命を起こしたい」とも。

 通常の営業時間は、「OSTERIA STAGIONE」=11時~15、「宮崎 中尾」(要予約)=18時~22時、「麺屋 寿」=11時~15時。

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