宮崎市中心部の「一番街商店街」で6月26日、イベント「街市」が開催される。今回は、「FAAVOありがとうマルシェ by FAAVOありがとう実行委員会」も同時に開く。
「宮崎を食のチカラで元気にしたい」をテーマに定期開催してきた同イベント。今回、特別に同時開催するFAAVOありがとうマルシェは、2012(平成24)年にスタートし、今年6月末でサービスを終了する地域密着型クラウドファンディング「FAAVO」への支援に対する感謝を込めて結成した実行委員会が企画した。実行委員会は、かつてFAAVOにプロジェクトリーダーとして参加したことがある個人や団体、その関係者や応援者などで構成する。
宮崎市中心部の若草通りにサテライトオフィスを置いていたこともある「FAAVO」は、サービス開始からの支援者が累計で約1万3000人に上り、約1億2000万円を集めるとともに約250件の事案を応援してきた。実行委員会会長で「若草HUTTE&co-baMIYAZAKI」(宮崎市橘通東3)店長の今西正さんは「FAAVOが宮崎に残した実績を振り返り、関わってくれた全員に感謝を伝える同窓会のようなイベントになる。サービスの意思を受け継ぎ、これから生まれていく地域の挑戦に繋げたい」と話す。
当日は、一番街商店街の入り口にブースを設けて出店。参加店舗は約10店舗を予定する。
参加店舗が用意するのは、健康食料理店の「Coco Bowls(ココボウルズ)」の「ローストビーフ丼」や「欧風パンリビエール」の猫の手の形の「マリトッツオ」3種類、「ビアマーケットベース」のクラフトビール、「菓te-ri(椎葉屋)」の「宮崎バターサンド」、「若草ヒュッテ」のスウェーデントーチ、広葉樹プレート、原木乾椎茸(しいたけ)など。メキシコ料理店「ペレスキッチン」などの飲食店や古本書店の「ほん、と」、カブトムシ販売の「菅原昆虫店」も参加を予定する。
「街市」の大古殿宗大実行委員会会長は「今西さんから聞いた思いや気持ちを街市で一緒に届けたいと思った。『街市』はこれからも、街中から少しずつでも元気を発信していくイベントでありたい」と話す。
開催時間は13時~18時。