ひなた宮崎経済新聞では、「街の小さな変化を追いかける」をモットーに、県内のハッピーニュースをお届けしています。しかし、宮崎には日々のニュースでは追いきれない魅力がいっぱい。そこで連載「ひなたさんぽ」では、編集部メンバーが個人的に気になる街のアレコレについて、自由に紹介していきます。
店のオープン記事からイベント関連の記事まで、幅広いジャンルの取材・執筆を担当する川越です。最近、西都原考古博物館のミュージアムショップに立ち寄った際、色鮮やかなイラストが印象的な「宮崎市郷土かるた」が目に留まりました。このかるたは、宮崎市制100周年を記念して作られたもので、宮崎市に伝わる郷土玩具や祭りや文化財、そして歴史に名を残す偉人などが登場します。そこで今回は、出版元の「ヒムカ出版」(宮崎市)に取材をしました!
▲宮崎市郷土かるたと解説本の手帖
監修を務めたのは、十文字学園女子大学の松永修一教授。絵札45枚のデザインは、宮崎市出身のデザイナー・榊あずささんが手がけました。榊さんは「パソコンで制作しましたが、本物の版画のように自然に見えるよう重ねるなど、細部にこだわりました。遊ぶ時には、絵柄にもぜひ注目してほしいです」とコメントしています。
読札には「どすこい 木花相撲踊り」「古式 巨田の鴨網猟」「八重の大輪 月知梅」などリズム感のあるフレーズが並びます。さらに読札について解説した冊子「みやざき郷土かるた手帖」も同封されているので、内容を理解しながら遊ぶことができます。
▲読札の解説の一部
ヒムカ出版編集部の渡邊さんは、「かるたには、本郷に残る掩体壕(えんたいごう)、圧倒的土木量の佐土原城や穆佐城など現在も訪れることができる名所や、保存会が守る民俗芸能などを中心に取り入れました。このかるたをきっかけに名所や文化を知り、実際に足を運び、風土や先人に思いを馳せてもらえたら嬉しいです」と話します。
価格は1,760円で、県内の書店などで発売中。このお正月、家族や友人と一緒に遊びながら、宮崎の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか?
ヒムカ出版(インスタグラム):https://www.instagram.com/himukapublish?igsh=MWhoN3dwM3U2b2d4Zw%3D%3D