フルーツを使ったスイーツを販売する「中井上（なかいがみ）商店 都北店」（宮崎県都城市都北町、TEL 0986-30-9025）がオープンして、11月24日で1カ月がたった。

販売するスイーツ（写真提供＝中井上商店）

　同店の母体は青果店。現在は3代目の中井上将之さんが、フルーツを使ったスイーツをメインに販売している。10月4日には若葉店もオープンしており、中井上さんは「1店舗目の南鷹尾の店舗では、ファミリーカーで来店したお客さまが駐車しにくいなどの問題があった。もっとたくさんの人に来てほしいという思いがあり、良い物件と巡り合ったことで短期間での2店舗オープンを決意した」と話す。さらにキッチンカーも1台増やし、現在は3店舗とキッチンカー2台で販売している。

　これまで販売していたりんご飴、フルーツ飴に加え、都北店ではフルーツタルト、若葉店ではソフトクリームとかき氷を中心に販売する。「農家の人たちはさまざまな思いやこだわりを持っているが、お客さまにその思いが届きにくいのが現状。素材から踏み込んで、ゆくゆくは農家の人たちにスポットを当てていきたい」と話す。「今後は全国の農家の人たちとつながり、『ここに行けばおいしい果物や野菜が食べられる』と思われる店を目指したい」とも。

　「都北店の店内にはモチーフとなるリンゴの木があるので、フォトスポットとしても使ってほしい」と中井上さん。

　営業時間は11時～19時。