都城市に「ドナルド珈琲(コーヒー)」(上川東)が5月18日、オープンした。
川東の「田中書店」に併設する形でオープンした。店主の福元貴文さんは市内出身。出店の理由について「地元・都城にすてきな空間を作りたいと思った」と話す。国内外でシェフとして勉強と経験を重ね、いろいろな場所を見てきた福元さんは、「今やりたい店を形にした。当店を出会いやコミュニケーションの場にしたい。コーヒーと出会い、書籍や雑誌と出会い、人と出会う場所になったらいい」と店への思いを語る。
「コーヒーに力を入れている」という同店は、エスプレッソマシン「ラ・マルゾッコ」を使い、豆は市内のコーヒー豆店「WONDERFUL WORLD 珈琲」のダークローストを仕入れている。メニューは、エスプレッソ大(350円)、エスプレッソ小(250円)、ドナルドラテ、カプチーノ(以上460円)などのほか、ほうじ茶ラテや抹茶ラテ(以上520円)、ティーソーダ(400円)などコーヒー以外のメニューも多数取りそろえる。手作りの焼き菓子も用意し、店内で焼くマフィン(350円)やパウンドケーキ(280円)は「あえてヘルシー志向ではなく『間違いなくおいしい』をとことん追求して作っている」と福元さん。
昼の時間はランチメニューも用意する。メインのパスタ3種、カレー、ビーフシチューは単品で注文できるほか、飲み物・サラダ・スープ・マフィンの付いたセットメニュー(1,650円)も提供する。
福元さんは「併設している田中書店で本を購入後に立ち寄っていただき、コーヒーと共に読書を楽しんでもらえれば」と話す。店内にも大きな本棚を設置しさまざまなジャンルの雑誌を置く。「普段あまり見かけないような珍しい雑誌も置きたい。気軽に手に取っていただき、本とコーヒーのゆったりとした時間を味わっていただきたい」とも。
営業時間は9時~17時。