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宮崎の野菜直売店「アイタビ」が営業再開 手作りの店舗で採れたて野菜販売

写真左から奈須仁美さんと奈須亮裕さん

写真左から奈須仁美さんと奈須亮裕さん

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 宮崎市の野菜直売店「畑のやさいやさん アイタビ」(池内町、090-5732-7103)が3月15日、再オープンした。

レタス畑の様子

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 野菜の種や苗作りをしながら、その日採れた野菜を販売する同所。昨年6月にオープンしたが、9月の台風10号で畑の作物がほぼ全滅し、その後思うように野菜が育たなくなってしまったことから、営業を休止せざるを得なくなった。幸い、野菜を育てる奈須亮裕さんが廃材などを知人から譲り受け建てた手作りの店舗だけは、ほぼ被害を受けなかったという。

 現在は毎日畑で採れる野菜と、椎葉村から届く干ししいたけや切り干し大根などのオリジナル商品「アイタビの台所」が並ぶ。店内外には古い道具や手作りの看板が置かれる。店は時間によっては無人販売を行う。

 通年で約20種類のレタスを販売し、亮裕さんと妻で店主の奈須仁美さんが種類ごとの食べ方や調理法を教えてくれる。6月中旬から秋に向けては、さらに多様な野菜が店に並ぶ予定で、トマトは9種類、ズッキーニ、スイートコーン、ナス、オクラ、落花生や、生で食べられる春菊、肉厚のピーマンなども作る。

 亮裕さんは「農家の要望で市場に出回らない品種を作るのが強み。良い品種を選び育て、店で売っている。幼稚園児が畑でサツマイモの収穫体験を行った時は、色とりどりのさまざまな種類のものが収穫でき、大変喜ばれた」と話す。仁美さんは「散歩をしたり、収穫をしたり、畑全体で子どもから大人まで楽しめる場所にしたい。気楽に立ち寄れる場所が理想」と話す。

 営業時間は9時50分~夕方。天候による休業日や休みの予定、無人販売の時間帯は、インスタグラムで発信している。

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