宮崎の「茶館ルマーニ」(宮崎市堀川町、TEL 0985-66-1152)が、純喫茶からフレンチの店にリニューアルオープンして2カ月がたった。
2009(平成21)年7月にオープンした同店。シェフで店長の伊藤佳生さんは宮崎出身で、東京のフレンチレストランで6年修業。新型コロナウイルスの流行をきっかけに、宮崎にUターンし、3月5日に母親が経営する「茶館ルマーニ」を純喫茶からフレンチの店にリニューアルした。現在は母親と姉の3人で店を切り盛りし、夜の営業も始めた。
ランチメニューは、メインを魚・肉・パスタから選べるセットと、定番の「牛ハラミステーキ丼フレッシュトマトサルサ」(1,200円)がある。お酒が楽しく飲める料理をベースに考えたディナーは、食材の旬に合わせてメニューを変更。前菜は「キャンディフォアグラ」(380円)や「グリーンサラダ」(420円)、「本日のカルパッチョ」(600円)など5種を用意。温菜は、「丸ごと1個新玉葱(たまねぎ)ロースト」(380円)、「ムール貝と春キャベツの白ワイン蒸し」(500円)、「タコとキノコのアヒージョ」(520円)など6種をそろえる。メインのお薦めは、「牛ハラミと旬野菜赤ワインソース」(1,480円)。3日前までの予約制で、コース料理も提供する。
席数は16席。ゆったりとしたバリアフリー造りの店内には、ピアノを設置し、予約制で貸し切りイベントや発表会に貸し出す。姉の甲斐希美さん手作りの、ビーズや天然石などを使ったイヤリングやピアス(900円~1,200円)も販売。希望のデザインも受け付ける。
佳生さんは「母が考えた『ルマーニ』という店名には、『優しい時間、優しくなれる空間』という意味が込められている。そんな場所が作れるように、お客さまに気軽に来てもらえる店にしたい。新しい店はフレンチのカジュアル版ビストロとして営業していくので、皆さんに召し上がっていただきたい」と話す。
営業時間は12時~21時(日曜・月曜は17時まで)。火曜定休。