宮崎市が5月15日、お笑い芸人で社団法人「全日本スナック連盟」会長の玉袋筋太郎さんを同市の歓楽街PRを務める「宮崎市ニシタチ大使」に任命した。
「ニシタチ」は同市の西橘通りを中心としたエリアの愛称。1955(昭和30)年、旧国鉄の社員寮跡地が払い下げられた場所に飲食店が集まり、現在では1000店以上が軒を連ねる県内最大の歓楽街となっている。
宮崎県は「人口当たりのスナック軒数が日本一」 で、同エリアにもスナックが集中しており、県外観光客に対する飲食提供だけでなく、インバウンド向けのナイトタイムエコノミーの受け皿としても期待されている。市では現在、「ぬるいいね、ニシタチ。」のキャッチコピーを掲げ、観光プロモーションを展開している。
宮崎市観光戦略課によると、玉袋さんは社団法人全日本スナック連盟の会長を務めながら、全国各地のスナックのPRに尽力していることから「宮崎市ニシタチ大使」に任命したという。
5月26日は、玉袋さんを招き、同エリア内のバージニアビーチ広場(宮崎市上野町6)で就任式を行う。当日は、公園内に「スナック」を再現し、スナックのママによるPRタイムなども行う。雨天時はスナック夕鶴(宮崎市橘通西3)で就任式を行う。