「国民健康保険 高原病院」(西諸県郡高原町西麓、TEL 0984-42-1022)が現在、開院70周年記念企画として、同院に関する思い出や出来事をつづった作文、手紙、写真などを募集している。
同院では、現在、病院職員が中心となって「町立病院元気化プロジェクト」を実施している。ホームページの刷新やロゴマークの作成、広報誌「ひがのぼる」の創刊などを意欲的に行い、その一環として、今年2月、院内3カ所に来院者の意見・要望などが投函できる「ご意見ポスト」を設置した。
この「ご意見ポスト」に投函された病院での思い出をつづった一通に「私の他にも、町立病院での思い出や出来事を書きたいと思っている方がいるかもしれないので、何か紙面に載せるような応募をつのるような機会はないでしょうか(原文ママ)」と提案されていた。
広報担当兼任の放射線技師の相村崇成さんと理学療法士の塩見慎吾さんは「当院の開院は1950(昭和25)年12月1日。当院での勤務年数が浅い自分たちには、昔のことが分からない。『昔の高原病院は、どんなところだったのだろう』という知りたい気持ちが湧き、手紙の提案のとおり、応募を募ってみようと考えた。当院ホームページに投稿専用フォームを設置したほか、郵送による応募にも対応し、どの世代も応募しやすい体制を整えた」と話す。
発表方法は現在検討中で、相村さんは「たくさんの応募があった場合、一冊の冊子形式にまとめたいと考えている。掲載者には当院オリジナルの記念品をプレゼントするので、ぜひ皆さんの『高原病院の思い出』を送ってほしい」と呼び掛けている。
応募期間は12月31日まで。