宮崎・日南にスマホアプリ制作会社が進出 地元人材を積極的に採用

スマートフォンアプリのプログラミングをする新卒入社の大迫さん

スマートフォンアプリのプログラミングをする新卒入社の大迫さん

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 東京に本社を置くサックル(千代田区)が4月1日、宮崎県日南市にスマートフォンアプリの制作、ウェブマーケティングを行うサテライトオフィス「Sackle Aqua」(日南市岩崎3)を開設した。

エントランスには海をイメージした映像が流れる

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 日南市に進出したIT関連企業では12社目、スマートフォンアプリの制作を手掛ける企業としては初の進出となる。同所では主に首都圏のクライアントから受注したスマートフォンアプリの制作を手掛け、プロモーションなどのマーケティング業務も行う。

 オフィスのデザインは水色を基調とし「海」をイメージ。エントランスのモニターにも海の映像を流す。フリーアドレス制を採用。同社の村井冬人社長は「本社を置く東京とは真逆の豊かな自然環境が魅力。日南市役所や県庁の方も熱心にサポートしてくれた。東京、仙台、鹿児島にもオフィスがあるので、場所を選ばず自由に働ける制度を作っていきたい」と話す。

 現在は6人が勤務し、求人も随時行っている。3月に地元の大学を卒業した新入社員の大迫信哉さんは「大学時代に学んだプログラミングを生かして、出身地である日南で就職したいと思っていた。ちょうどよい会社が日南に進出してくれてうれしかった」と笑みをこぼす。日南にUターンした伊地知真也さんも「待遇の良さだけでなく、前職で携わっていた仕事内容に近い職に就くことができるのも応募の決め手だった」と話す。

 村井社長は「1年で10人ほどまで雇用数を増やしたいと考えている。地元の高校や専門学校、大学に通う生徒にも応募してほしい」と呼び掛ける。

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