宮崎・綾町で藍染めワークショップ 若手藍染め職人が指導

「藍染めの面白さと奥深さを知ってもらいたい」と話す二上さん

「藍染めの面白さと奥深さを知ってもらいたい」と話す二上さん

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 宮崎県綾町の「綾の手紬染織工房」(綾町北俣4186)で4月27日~29日の3日間、「綾の手紬 初夏の陣 天然灰汁発酵建て藍染めワークショップ」が開催される。

「綾の手紬染織工房」で藍に染め上げた糸

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 主催は綾町で養蚕、藍染め、手織りを行う「綾の手紬染織工房」。同イベントでは、古法藍染と呼ばれる天然灰汁発酵建て藍染めの技法で、Tシャツを染め上げるワークショップを行う。藍染め職人の二上拓真さんは「藍染めを経験したことない方や若い方にも、もっと藍染めを身近に感じてほしいと思い企画した」と話す。

 若手藍染め職人である二上さんは、宮崎県国富町出身の25歳。大学進学をきっかけに上京し、大学3年生の時に同工房代表の秋山眞和さんと出会い、藍染めの奥深さに心を惹かれたという。卒業後はUターンし、同工房に就職した。二上さんは「藍は透き通った空や群青の海といった、四季折々を表現できる繊細で自然な色。染液に浸けた糸や布を引き上げた時はこげ茶色だが、絞ると緑色になり、酸化すると青色になる。その過程が美しい」と説明する。

 同ワークショップでは、参加者に藍染めをじっくりと体験してもらいたいと、各回5名の少人数制にした。二上さんは「職人と参加者がワークショップを通してコミュニケーションを取り合いながら、参加者が藍染めに愛着を持てるような場にしたい。染め上げるTシャツは今後5年、10年と長く愛用してほしい」と話す。

 ワークショップは、期間中午前の部と午後の部の各2回、計6回を開催予定。料金は10,000円。

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