宮崎市のニシタチまちづくり協同組合(宮崎市広島1)が6月1日、新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく減少した飲食店を支援するため、宮崎市の繁華街「ニシタチ」で使える「プレミアム飲食券」の販売を始める。
ニシタチでは緊急事態宣言解除を受け、5月11日からエリア内の飲食店が順次営業を再開している。しかし客足は完全には戻らず、今年2月には1215店あった店のうち、約150店が廃業を決めた。プレミアム飲食券は、市が1,400万円を補助して経済回復を図るもので、1,000円の飲食券を4枚つづりにして1セットとし、3,000円で販売する。準備数は1万セットを予定する。
新型コロナウイルスの感染防止に向けた独自のガイドラインを守って営業し、「おかえりニシタチステッカー」を貼った店で使える。同キャンペーンは1000店の参加を目指している。
ニシタチまちづくり協同組合の齋藤友亮理事長は、「お客さまを『お帰り』と、お迎えしたいと企画した。飲食券を使っていただくことがニシタチのにぎわいにつながり、廃業を考えている事業者を思いとどまらせることにもつながる。一刻も早い経済の回復を願っている」と話す。
販売場所は、宮交シティ(宮崎市大淀4)とスポーツプラザ宮崎JERSEY(宮崎市錦町1)。宮崎市民限定で1人5セットまで。有効期限は6月1日~11月30日。問い合わせは専用ダイヤル(TEL 070-5415-6677、平日=11時~19時)まで。