宮崎市の野島神社(宮崎市大字内海、TEL 0985-67-1234)が現在、2種類のアマビエの御朱印を頒布している。
野島神社は1446年(文安3)年創建。「浦島太郎伝説」が伝わる神社で、境内には国の天然記念物の「あこうの木」、亀石、子どもを抱いた姿の観音様などがある。ツーリングやマリンスポーツをする人が参拝することも多く、祓所(はらえど)にはロードバイクやサーフボードを立て掛けて自身でおはらいができるようになっている。
毎月月替わりの御朱印を頒布している同神社。はんこの制作や毎月の月替わりの御朱印の絵柄は河野克武権禰宜(ごんねぎ)が担当している。今月は月替わりの御朱印としてツバメ、こいのぼり、九曜紋のデザインのもののほか、現在は「太陽(夜明け)と金」「銀」のアマビエのはんこが押された2種類の御朱印を5月限定で頒布している。御朱印は通常、毎月の「月次祭」の日のみ頒布しているが、新型コロナウイルスの終息を願い、5月末まで頒布する。初穂料は1枚500円。
毎年6月末には「夏越の大祓(おおはらえ)」の行事として「茅(ち)の輪くぐり神事」が行うが、今年は新型コロナウイルスの不浄をおはらいするため、6月6日の月次祭でも行う。当日は限定御朱印、小型茅の輪を各500円で頒布するほか、新型コロナウイルスの影響を受けた店舗の商売繁盛を祈願した金色の御幣を無料で配布する。
河野武嗣宮司は「息子である河野克武権禰宜のアイデアやSNSでの発信のおかげもあり、県外からも当神社への参拝客が増えている。新型コロナウイルスの外出自粛が解除になったら、多くの方にお参りいただきたい」と話す。