長さ1メートルのパンを2本セットにした「ソーシャルディスタンシングパン」を5月5日、宮崎のパン店「欧風パン リビエール」(宮崎市新名爪、TEL 0985-39-8163)が発売する。
宮崎県内各地の食材を使ったパンを販売する同店。店主の押川裕一郎さんは「周りを見て、まだまだソーシャルディスタンシングを守る習慣が浸透していないと思い、自分の得意な『パン』で何かできないかと思った」と発案のきっかけを話す。
長さ1メートルになる長いフランスパンを2本セットにすることで、ソーシャルディスタンシングの距離とされる2メートルを表現しているという。押川さんは「持った時にちゃんと折れ曲がらずに、まっすぐになるように硬さも調整した。柔らかめに仕上がるとグニャッと曲がってしまうなど、製造が非常に難しく、開発に時間がかかった」と話す。
価格は、2本セットで1,500円。用意できる本数が限られているため、電話やメールでの予約を推奨する。販売場所は同店の店頭。宮崎市内のカフェ&コワーキング「若草HUTTE」、インターネット通販「やお九州」でも順次販売を予定する。
押川さんは「自粛が続き、辛い時期だが、何かおもしろいことを考えたかった。家族みんな、大切な人と、このパンを使いソーシャルディスタンシングの距離を身体で体感してもらえたら」と話す。
営業時間は10時~19時。日曜定休。