宮崎市千草町に11月1日、バー「bar道」(宮崎市千草町1、TEL 0985-25-1177)がオープンした。
同市出身の森田太郎さんが店主として切り盛りする同店。20歳で上京し、都内のバーで修業を積んだ後、「生まれ育った宮崎で、いつか自分のバーを持ちたい」と27歳でUターンした。その後、市内のバーで店長として3年半勤務した後に独立した。
店のコンセプトは「和の落ち着く空間」。店内には赤かぶの一枚板のカウンターを据え、客席の円卓とトイレの扉にも同じ木材を使う。「ゆっくりくつろいでほしい」と椅子には肘掛けを付け、季節の生け花も飾る。飲食店が入るビルに店を構える同店は、目立つ看板などを掲げずに営業する。森田さんは「日常とはかけ離れた異空間をつくりたかった。目立つ看板は用意していないが、一度来店していただければ記憶に残る店にしたい」と話す。
メニューは洋酒を中心に取りそろえ、特にウイスキーを豊富に扱う。ビール(700円~)や季節の果物を使ったフレッシュカクテル(時価)なども用意し、お通しも和風にアレンジしたものを提供する。
森田さんは「これまで歩んできた道、次に進む道といろいろな道がある中で、これからお客さまと一緒に道をつくっていけるような店にしたいという思いを込め、『道』を店名に掲げた。ぜひ一度足を運んでほしい」と話す。
チャージ料500円。営業時間は19時~翌3時。