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宮崎「こどものくに」のガーデナーが「再生ものがたり」を自費出版

こどものくにガーデンの再生だけでなく、関わった人々の再生の物語をつづる

こどものくにガーデンの再生だけでなく、関わった人々の再生の物語をつづる

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 宮崎・青島にある「こどものくに」(宮崎市大字加江田)ヘッドガーデナーの源香さんが「こどものくにガーデン 再生ものがたり」を自費出版して1カ月がたった。

こどものくに生みの親、岩切章太郎さんが愛したバラ園を守ろうと立ち上がった源香さんとボランティアグループ「ときどき花くらぶ」

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 2017(平成29)年7月にリニューアルした同施設。源さんは一時存続が危ぶまれた施設内のバラ園を守ろうと、同年にボランティアグループ「ときどき花くらぶ」を立ち上げた。同書は源さんとグループメンバーの活動の記録をまとめたもので、10月27日に刊行した。出版費用はガーデン内で行ったワークショップ参加費と苗販売の収益で捻出した。

 源さんは「一人ではとても続けることができなかった日々の作業を手助けしてくれた人々の存在や、荒廃したガーデンがよみがえっていく過程を多くの人の記憶が風化しないうちに形に残したかった」と話す。

 「『ときどき花くらぶ』に参加するようになって、普段の生活が充実したというメンバーもいる。本を読んで私たちの活動に参加したいと思った人は、ぜひ声を掛けてほしい」とも。

 価格は300円。発行部数は1000部。本の収益は「ときどき花くらぶ」の活動資金やガーデンの運営資金として活用するという。同施設内の「青島ハンモック」で販売している。

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