宮崎・高岡町のコワーキングスペース「MUKASA-HUB」(宮崎市高岡町)で12月12日、「恋史郎コーヒーpresents COFFEE塾『a film about coffee』上映会」が行われた。
同所では10月から月1回のペースで、スペシャルティコーヒーについて学ぶイベント「COFFEE塾」を開いている。講師は、2015年8月にオープンしたスペシャルティコーヒー専門店「恋史郎コーヒー」(橘通東)店主の田中友太さんが務める。
3回目となる今回は、コーヒーにまつわる映画を上映し、国内外のスペシャルティコーヒーの文化などについて学んだ。当日上映した「a film about coffee」は2014年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画。田中さんは「これまで2回にわたり座学と抽出体験を通してスペシャルティコーヒーの講義を行ってきたが、コーヒーの世界が可視化された映画を通して、その魅力を知ってほしいと思い企画した」と話す。
上映会後は、参加者からのコーヒーにまつわる質問に田中さんが回答。「おいしいコーヒーの定義」を聞かれた田中さんは「スペシャルティコーヒーに限定した話だが、コーヒーはもともと果実なので、酸味や飲み口の甘さの有無が一つのポイント。雑味のないクリーンな味わいであることも、おいしさに影響する」と答えた。
トークタイムでは映画にまつわる質問や国内のコーヒー文化についても言及。田中さんは「宮崎はコーヒーの消費額が国内で最も少なく、スペシャルティコーヒーをはじめとした質の高いコーヒーを飲む文化が定着していない。こうしてスペシャルティコーヒーを知ってもらうイベントを開きながら、宮崎でもおいしいコーヒーを楽しむ文化を広めていきたい」と話した。
今後は1月9日、2月13日、3月13日に開催予定。