大島紬の生地を使った洋服コンテスト「縫いバト!!-2019 秋-」の説明会が9月28日、宮崎県都城市のウエルネス交流プラザ(都城市蔵原町)で行われる。
主催の東郷織物(都城市)は、奄美大島出身の創業者が1950(昭和25)年に創業。同市唯一の大島紬工場として現在も糸の染色から織り、仕上げまでを一貫して行う。1996(平成8)年からは和服だけではなく、洋服やバッグの製造も開始。大島紬のネクタイはふるさと納税の返礼品に選ばれている。
大島紬の可能性を広げようと企画した同コンテストは、同社が提供する大島紬の生地を使って洋服を製作する。10月30日までに同社に作品を提出し、11月2日に結果発表を行う。洋服の種類は、ワンピース、スカート、パンツ、ジャケットなど自由。年齢、居住地、プロ・アマチュア問わず誰でも参加できる。上位3人には賞金(1位に3万円、2位に2万円、3位に1万円)を進呈し、作品は同社の販売会と東京の「原宿art in gallery」で展示する。
同社の谷口啓子さんは「大島紬の魅力をぜひ体感してほしい。このコンテストをきっかけに私たちも大島紬の新たな可能性を知るきっかけにしたい」と話す。
説明会の開催時間は15時~18時。コンテストエントリー費は2,000円(材料費含む)。申し込み・問い合わせは谷口さん(TEL 090-2516-0741)まで。