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クラウドファンディング「FAAVO宮崎」、前年比500%成長 利用促進活動が奏功

「WAKAKUSA Office」代表の齋藤隆太さん(中央)とスタッフの宮下聡一郎さん(左)、齋藤めぐみさん(右)

「WAKAKUSA Office」代表の齋藤隆太さん(中央)とスタッフの宮下聡一郎さん(左)、齋藤めぐみさん(右)

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 クラウドファンディング「FAAVO(ファーボ)」の運営を手掛けるサーチフィールド(東京都品川区)が2月1日、同サービスの宮崎エリア版「FAAVO宮崎」における2017年の年間資金調達額が3,000万円を突破したと発表した。

イベントでは毎回20~30人の参加者が会場に足を運ぶ

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 同サービスは2012年6月に発足した、地域に特化したクラウドファンディングサービス。全国76エリア(2018年1月時点)で展開している。

 同社は2017年1月、宮崎市のアーケード商店街である若草通にサテライトオフィス「WAKAKUSA Office」(宮崎市橘通3)を開設した。同社取締役の齋藤隆太さんは「地方ではクラウドファンディングの認知度が低く、地方創生につながるアイデアはあってもプロジェクトを立ち上げて資金を募ることにハードルの高さを感じている人は少なくなかった。サービスをより身近なものに感じてもらえるような取り組みを積極的に行うため、宮崎にサテライトオフィスを開設した」と話す。

 サテライトオフィスの開設後、同社は宮崎エリアでのサービスの利用促進活動を多数展開している。県内各地で行うクラウドファンディングの起案相談会では、参加者らと共にプロジェクトのアイデアを導き出す参加型のワークショップを実施。実際にプロジェクトも立ち上がった。ほかにも起案者がプレゼンテーションを行い、自身のプロジェクトをPRするイベント「FUN!FAN!FAAVO!」の開催や、昨年10月にはプロジェクトページの画像加工やライティングまでをサポートする「全力サポートキャンペーン」施策を実施した。

 こうした活動により、「FAAVO宮崎」の昨年の年間資金調達額は全国のサービス展開エリアの中で最多の3,000万円を突破。前年比で500%の成長となった。

 齋藤さんは「宮崎エリアでは利用促進活動のかいあって、1カ月に3~4件のペースでプロジェクトが立ち上がっている。県内の事業者と『エリアパートナー』を組み、イベントの共催や各地のアイデアの掘り起こしができたのも起案数の増加につながったと感じる。今後は金融機関やメディアともコミュニケーションを取りながら、パートナーを増やしていくことに注力したい」と話す。

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